DX(Digital Transformation)とは・・・
「企業含め”社会全体で”目指すべきビジョンや目標の達成に向けて、ビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること(Ref: Erik Stolterman,2004、経済産業省,2022)」と定義しますが、まだまだ多くの中小企業の間では「DX」という言葉だけが独り歩きしています。これは、”DXを通して”企業が目指すべきビジョンや経営戦略、ロードマップ等が明確に描けていないことも大きな問題と考えられます。
また、中小企業庁が公表した「中小企業白書2021」によれば、多くの中小企業がDXを推進しようとしたものの、そもそもデジタル化による効果さえ実感することなく失敗に終わっていることが報告されています。この失敗の主な原因として、上述した問題もありますが、そもそも業務プロセスの適切な変更ができずにデジタル化(Digitization)のみを進めてしまったことが挙げられています。少なくとも効果を実感するためには、自社の現状分析を実施し業務プロセスを変革する(Digitalization)アクションを行う必要があったと考えられます。ITはベンダー任せのため、いつのまにか手段である”デジタル化”が目的となってしまうと失敗する可能性が高くなると考えられます。
さらに中小企業特有の課題として、小さな現場の問題が経営にとって大きな障害となり、DXないしデジタル化や組織改革を妨げる場合が多くあります。そのため、経営層や管理者だけでなく、現場職員と一緒に一歩一歩進めることができる身近な会計やITの知識を持つ外部の専門家の支援が必要と考えています。
弊社では、会計やITの専門的知見を持つスタッフが、貴社の「DX」のはじめの一歩を踏み出すご支援から、ビジョンや目標達成の実現まで伴走させていただきます。
株式会社viconsult 代表取締役 松﨑 雄太